今回はデスクワークの人向けに、『硬いハムストリングスの痛み改善のツボストレッチ』法について解説をしていきます。
前回、外くるぶしの下の疲労で足首の動きが悪くなると、その防御反応でハムストリングスが硬くなるケースへの対策というのを紹介しました。
外くるぶしの疲労がハムストリングスの硬さを作ってしまうという話です。
それぞれの対応は...
外くるぶしの真下がハムストリングスの真ん中くらい
外くるぶしの斜め前がハムストリングスの下・膝裏くらいのところ
そして、
外くるぶしの斜め後ろがそれ以外の部分
に対応しています。
それぞれの皮膚を前後にゆすってあげてほぐしていくことによって、 ハムストリングスのストレッチをもっとしやすく出来ますよという話をしました。
ハムストリングスが硬いんだったら、まず外くるぶしをほぐしてからストレッチしましょう...でも、それでも、こうなっちゃうことありますよね?
そこで、今回はハムストリングスをストレッチするときに使うといいツボとその理由をお話します。
使うツボは足ではありません、使うのは肘の下で一番痛いところあたり...手三里というツボの近くです。
絵だけだと場所が分かりにくいと思うので、探し方をお伝えすると親指と人差し指で輪っかを作り親指と人差し指をグッと押しながら肘の辺りを触ってみると痛いところが分かります...その痛いところを押しながらハムストリングスのストレッチを同時に行って下さい。
何でこんなところが効くのか?という話になるのですが、この理由は実はバレエの手の形と関係があります。
バレエでは「人差し指を伸ばして使いなさい」というアドバイスをよくされます。
その理由は人差し指が伸びてること自体が坐骨やハムストリングスを使いやすくするということな のです。
反対にやってみると分かるのですが、人差し指をグッとカギのように曲げた状態で足を上げてみると腿裏が引っかかります...伸ばした状態でやった方がモモ裏が上げやすいです。
こういう関連性があって、人差し指を伸ばしなさいってアドバイスをされます。
今はパソコンを使う事が多いです、マウス使う場合もそうだしキーボードを打つ場合もそ うなのですが...人差し指って曲がりやすいです、なので人差し指が伸びにくい状態になっています。
なので、このツボを使ってあげることによって人差し指を伸ばしやすくして、坐骨やハム ストリングスを使いやすくするというのがこのストレッチの狙いです。
人差し指と手の肘のツボがハムストリングスとどう関係があるのって思うかもしれませんが、これは東洋医学の経絡と呼ばれるツボの流れでいうと同じ仲間です。
その為、先ほども親指と人差し指をグッと押しながら探すと見つかるよ、と言ったのも筋 肉も繋がっているし、ツボの流れとしてもここが繋がっているからなのです。
膝下をほぐしながら、ハムストリングスのストレッチをしてみて下さい...坐骨やハムスト リングスの硬さが取れて、より伸びやすくなってストレッチの効果が上がります。
是非、明日からのレッスンに活かしてもらえれば嬉しいです。
ありがとうございました。