バレリーナって年齢関係なく顔がきれいな人が多いですよね。
その一つの理由は、ほうれい線が出来にくいからじゃないかと思います。
ほうれい線が出来にくい理由は2つあります。
1つは皮膚のたるみが起にくいということです。
これはバレエ自体が運動量が多いことと、バレリーナは食事管理をしっかりしているので皮膚のたるみが起きにくいという風に考えられます...これはそうだろうなと思います。
もう1つは整体や鍼の観点からすると、股関節周りを良く動かすということです。
バレエの動きというのは足を上げたり、上げた足をキープしたり、股関節周りを良く動かすものが多いです。
これが、ほうれい線が出来にくい理由の一つではないかなと思います。
ここまで聞いて股関節とほうれい線、どう関係するんだ?って思ったかもしれません。
実はほうれい線に関係する骨と股関節の動きに関係する骨というのはリンクしています。
これだけ聞いてもよく分からないと思うので、実例をお見せします。
これは先日のセミナーの様子。
何もしないときと、顔を整えた場合の足上げの可動域のビフォー&アフターです。
顔の骨を整えることで同じように足上げをしてもらうと可動域が上がります。
これは顔の骨と股関節の連動している部分を整えてあげることによって股関節の動きがよくなり、顔の骨を整えることで足上げの可動域を上げることが出来るということなのです。
実際にどう活かしていけばいいのか、場所が分からないと使いようがないのでほうれい線に関係する顔の骨と股関節周りがどう連動しているのか、というのを顔のマップで作ってみました。
頬骨(きょうこつ・ほほぼね)ですが骨盤の外と関係があります。
上あごはソ径部と関係しています。
そして下あごは脚全体と関係していて、最後にこめかみは、太ももや膝とつながりがあります。
顔で見るとこんな感じでそれぞれ繋がっているのですが、実際にどんな感じで繋がっているのかをイラストで見ると...こんな風に繋がります。
当院でその治療をする時に、股関節が痛いと言った際に歯の治療を受けているかを確認す ることがあります...もしくは顎関節の治療を受けているかどうかというのも同時に確認します。
その理由はこういった連動があるので、歯の治療を受けていて顎がきちんと噛めないとか、 顎関節が上手く働いてなくて歯の力が弱いとなると、この連動を使って股関節周りが悪くなるというのがあるからなのです...なので、そういう使い方をしています。
これを利用することによって、股関節周りの動きを良くするとほうれい線が出来にくいんじゃないか、というのが1つ。
逆に顔を整えることで、股関節の動きを良くすることも出来ます...それは表情筋や顎の筋肉の部分をきちんと整えてあげることです。
顔のマッサージでも良いですし、側頭部のコリを取るとかでも良いと思います。
結構皆さん凝っているので、この辺りの硬さを取るだけでも股関節周りの動きが少し良くなりますから、もしご自身で出来るようだったらやってみて下さい。
是非、明日からのレッスンに活かしてもらえれば嬉しいです。
ありがとうございました。