今日はバレエで手の中に親指を入れる機能的な理由について解説をしていきます。
親指を手の中に入れるメリットについていきます。
あなたはバレエ教室で先生からこんなアドバイスをもらった経験はありませんか。
「親指を手の中に入れて。」
「親指を出さないで。」
先生によって表現は違いますが、こういう風に言われた経験があったり、周りでこういう事を言われてる人がいるなといった経験があるかもしれません。
でも、実は親指を手の中に入れるというのは見た目を良くするだけではありません。
「見た目を良くするだけだったら、別にやらなくても良いのでは?」と思うかもしれませんが、実はバレエを踊りやすくする機能的な意味があります。
親指を手の中に入れることでこんなメリットがあります。
この図のように親指を入れる事によって、大きく3つのパターンに分かれます。
赤い線が肩にいく部分、黄色い線が骨盤の部分、青い線が足です。
親指を入れるとこの辺まで影響があるということです。
親指を手の平に向かってしまってあげる事によって肩甲骨が内側に入っていきます。
これを使うことによって肩を下げることができます。
肩甲骨と骨盤(腸骨という骨盤の外側の部分)は関連性があるので、肩が下がってくると骨盤も安定します。
それに合わせて甲も伸ばしやすくなるので足裏に力が入りやすくなります。
肩甲骨と骨盤が上手く使いやすくなることによって体幹が安定してきます。
骨盤と足が使いやすくなることによって、下半身が安定してきます。
まとめると…
親指を入れるという一つの動作だけで、バランスがとても取りやすくなります。
もし、あなたがもっと肩甲骨を使いたいなぁと思っていたりもっと肩を下げたいなぁと 思っていたり足首ストレッチをしても全然甲が出ないなぁと思っていたら...親指を手の中 に閉まってみて下さい。
これだけでかなりその辺の部分というのがクリアになっていきますので是非試してみて下 さい。
是非、明日からのレッスンに活かしてもらえれば嬉しいです。
ありがとうございました。