外反母趾による腰痛
外反母趾になっているとバレエの練習で何かと問題がおきます。
例えば、腰痛。
外反母趾がどんな腰痛を起こすのか?腰痛の原因が外反母趾だったダンサーさんの治療をみながら紹介します。
アラベスクで腰がひっかかる
主な症状:腰痛
踊るときの問題はこの3つ
・アラベスクで腰がひっかかって後ろにいかない
・パッセの位置がわからなくなる
・外反母趾で親指が痛いため、どうしても外体重になってしまう
アラベスクを見せてもらったところ、たしかに腰でひっかかってそれ以上後ろにいかない感じでした。でも、腰の筋肉に問題があるか検査してみたところ、それほど問題はない様子。
パッセも位置がわからないので股関節かなとも思ったのですが、ターンアウトはできるのでその線も薄い。
そこで注目したのは、【外反母趾による重心のズレ】です。
外反母趾でなぜ腰痛になるのか?
バレエで軸がズレる原因はいくつかあるのですが、外反母趾がある場合、ルルベしたときに体重の線(軸)が後ろにズレます。
外反母趾で体重が外側にかかる→足の中央にかからなくなる→体重が後ろにかかる
アラベスクで腰がひっかかるのは、これ以上体重を後ろにかけたくないから。
パッセの位置がわからないのは、足の中央に体重がかからないから。
ということで、
・外反母趾でズレた重心を戻す
・腰の痛み(反り腰ができないとき)に使うツボに鍼
をしました。
これでもう一度アラベスクとパッセをしてもらったところ、腰痛もとれて、きれいにポジションとれましたよ^^外反母趾が今回の問題の原因でした
外反母趾はバレエをする上でいろいろな問題を引き起こします。
踊りに影響が出る前に早めのケアで、ストレスなくレッスンを受けてみては^^