骨盤が立たないと肩こりを起こしやすい?!
骨盤が立たない(出っ尻)と肩こりになりやすくなります。
腰椎は真っすぐではなくて、もともと少し前のめりになっています(生理的前弯)。
ただこれが行き過ぎると骨盤が立ちにくい状態(出っ尻)になり、腰痛や肩こりの原因になるんです。
今回は骨盤が立たないことで起こる肩こりについて紹介します。
【目次】
骨盤が立たないことで肩こりを起こす理由
骨盤が立たない(前に傾いたまま)と、腰椎が前のめりなっているのをカバーするために上体が後ろにズレます。
どういう状態か、やってみる(出っ尻にして背中を後ろに傾ける)とわかると思いますが、この態勢、ものすごく僧帽筋に負担がかかります^^;
それを防ぐために肩甲骨の位置を変えてバランスを取ろうとするので、肩甲骨周りの筋肉が硬くなります。この歪みが続くことで、背中コリや肩こりになるんです。
このタイプの肩こりで困るのは肩だけではありません
このタイプの肩こりは下半身の弱さを上半身で補うことで起こります。
つまり、土台が弱いので、反張膝(膝が後ろに曲がる)や太ももの疲労など足にも影響がでているケースが多いんです。
体重を足に乗せるにも余分な修正が必要になるので、このタイプではジャンプ系が苦手なダンサーさんが多い印象があります。足をグネりやすいのもこのタイプの特徴です。
奥の筋肉をどこまでケアできるか、使えるかが対策のカギ
このケースでは、骨盤を立たせるために腰の奥の筋肉をどこまでケアできるか、あるいは使えるかがポイントです。
ケアするときは腰からではなくお腹からやる方がいいです。イスに座って膝を上げる時に使う部分なので、おへその辺りを押さえながら確認してみてください。
インナーマッスルについてはこちらの記事にも書きましたので、ご参考までに(バレエと腰痛。インナーマッスルの使い方がカギ)
鍼灸でのアプローチは?
【お腹のツボを使ってインナーマッスルの緊張を緩めます】
お腹には腰の奥に効くツボがたくさんあるので、問題部分に対応したツボに鍼をしてインナーマッスルの緊張をとります。▶骨盤が立ちやすい状況を作ります
バレエで肩こりを起こす影にはやりづらい動きが隠れています。肩がこったら、苦手な動きは何かないか探してみては?