呼吸が浅いと肩こりに?!腰の影響
呼吸も浅いし、稽古中肩が上がっていることを注意されても肩もなかなか下げられないということがありませんか?
それで肩こりを起こしているなら原因は肩ではないかもしれませんよ。
【目次】
肩で呼吸しちゃってませんか?
バレエに関係する肩こりで見過ごされがちなポイントですが、呼吸が浅いことは肩こりの原因になります。
この肩こりを起こすタイプの方は、稽古中、なかなか肩が下がらなくて注意されることが多いと思います。でも無理矢理下げても背中痛いだけで結局肩が上がってしまうんです。
理由は呼吸を肩甲骨周りでしてるから。この場合、肩周りを緩めるだけでは楽になりません。大事なポイントは実は腰にあります。
腰には呼吸の補助をする筋肉があるんです
腰には呼吸の補助をする筋肉があります(腰方形筋)。肋骨と骨盤をつないでいる筋肉です。特に深呼吸するときに使います。
バレエでは骨盤を立たせたり、腰を引き上げたりするときに骨盤周りの筋肉をよく使うので疲労しやすいのですが、地味な筋肉なのでなかなかケアされないのが実情^^;
その結果、肋骨の動きが硬くなるので深呼吸がうまく出来なくなってきます。
そうなると、呼吸を補うために肩で呼吸することになるんです。
呼吸を肩甲骨周りで頑張っているのが肩こりの原因でした
肩こりの原因筋肉といわれる僧帽筋は、呼吸で使います。
腰の疲労で呼吸がしにくくなった分、肩甲骨周りで頑張っていることがこの肩こりの原因です。結果として肩も上がりやすい状態。
腰の横に問題があるとバレエで苦労するよといわれることがあると思いますが、その理由はコレ(肩が下げられない)。
つまり、このタイプの肩こりを楽にするにはまず腰から緩めて深く呼吸できるようにしないといけないんです。
セルフで対策するなら、横向きに寝て、横っ腹を押しながら深呼吸すると肩が軽くなりますよ^^
鍼灸でのアプローチは?
【問題の筋肉へ直にアプローチして肩を軽くします】
手でもできますが、鍼の場合、直接アプローチできるので効果がでるのが早いです。
問題がここならその場でわかるので、いつも肩こりで肩も下がらないときは腰からのアプローチを考えてみては?