バレエで内くるぶしに痛みがある時
バレエで内くるぶしが痛い。
ローリングを足首で修正しようとするともっと痛い。
この症状、経験ありませんか?
今回は、バレエで内くるぶしが痛くなる原因やどんな対策があるのか、鍼灸ではどんなアプローチをするのか紹介します。
内くるぶしの痛みの原因
この内くるぶしの痛み、「後脛骨筋炎」「シンスプリント(骨膜炎)」の可能性が高いです。
これは、ふくらはぎ(深層)や足の指の筋肉に疲労やストレスが溜まって、すねの内側〜内くるぶしに炎症が起こった状態。場所が場所だけに治療期間は長くなる傾向があります。
多くの原因は間違った体重のかけ方です。
特に、ローリングしやすいダンサーさんに多い傾向があります。
ローリングで起こる3つの困ったこと
(1)膝や、すねの内側に負担がかかる
▶土踏まずを作るアーチがつぶれて、内側に余計な体重がかかります。足裏の筋肉(特に内側)が疲れやすくなって指がきちんと使えなくなります。
(2)ターンアウトを正しく保てない
▶体重が後ろにかかるため、ターンアウトがきつくなります。股関節周りの筋肉が疲労しやすくなるのでローリングの修正がしにくくなるという悪循環も。
(3)親指が痛くなりやすい
▶足の内側の負担が増えるので当然親指の負担が増えます。外反母趾を持ってるダンサーさんにはきつい状態です。
どんな治療・対策があるのか
(1)整形外科でのリハビリ
超音波による深い組織の血流改善や、干渉波療法(いわゆる電気です)があります。
(2)セルフでできること
・交代浴(足湯⇔水を交代で行う)
・タオルを足でつかむ(足を鍛える)
(3)シューズを調べる
ポアントシューズが合ってないときも内くるぶしの痛みは起こりやすいです。合っているシューズに直した方が早くよくなります。
鍼灸でのアプローチは?
【直接的なアプローチ】
深部の疲労をとって痛みをとります。
【ツボを使ったアプローチ】
ツボを使ってアンバランスを整えることで、足首にかかる負担を減らしていきます。
また、当院では、背中のズレを整えることで足の負担を減らす方法も加えていきます。