職業柄、私自身も腰痛持ちですが、慢性的な腰痛はしんどいですよね?同じ姿勢がつらかったり、寝起きで腰が硬かったり…。
実は、このような慢性腰痛の場合、腰に鍼をするよりも頭のツボに鍼をした方が楽になることがよくあります。
なぜか?
3つに分けて紹介します。
1.はじめのうちは「腰が痛い」
急性腰痛(ぎっくり腰など)のように腰痛の始めの段階では、
腰の炎症→神経→脳(ここで痛みを感じる)→腰が痛い
という流れで腰の傷や炎症が神経を通って脳に伝わり痛み(腰痛)を感じます。ここまでは、生命を守るためのある意味必要な痛みです(痛い方はたまんないですけど)。しかしこれが慢性化してしまうと話が変わります。
2.慢性化すると、「腰はそれほど痛くない」?
痛みが慢性化すると、脳や神経繊維に異常(内側前頭前野、前帯状回などの体積減少)が出ることが報告されています。長引く痛みのストレスで、痛みを抑える部分の働きが弱くなって「痛み過敏」な状態になってくるんです。
そうすると、腰はそれほど痛くなくても、ストレスなどで腰痛を感じるようになってきます。
3.頭のツボはどこで効く?
上に書いた通り、慢性腰痛は腰だけの問題ではありません。また、以前「ストレスからくる腰痛」にも紹介しましたが、腰痛の大半はストレスと関わります。そこで、慢性腰痛では、腰の治療と併せてストレスを抑えることが腰痛を治す近道になります。
腰や手足にもツボありますが、ストレスを抑えるツボが多くあるのは頭です。慢性腰痛の原因の1つであるストレスを抑えることで腰痛をとるために頭のツボを使います。
腰がしんどいと仕事に影響しますからね〜(集中力落ちたり、気になってしょうがない感じしますし)。私も同じようにして腰痛しのいでます^^;