同じ腰痛でも原因によって治療方法は色々。整形外科では、ヘルニアがあるか、腰の骨・関節に問題があるかでは検査も(先生によっては)処方される薬も違います。
鍼治療でも原因によって使うツボや方法(鍼を使うか、お灸にするか)が変わるんです。
大きく3つに分けました。
1.筋肉が痛い腰痛
ぎっくり腰のように、動かして痛い腰痛はこのタイプです。
・かがむと痛い
・反ると痛い
・ひねると痛い
などなど。痛みのある筋肉が、動かしたときにさらに痛くなるので腰に激痛が走ります。
多くの場合、原因・きっかけがハッキリわかります(変な姿勢になった、グキッといったなど)。
治療では鍼をしながら腰をひねって動かせる範囲を増やしていきます。
2.冷えて痛い
冬場に多い腰痛です。
・冷えて痛む
・生理痛が強い
などの場合、この腰痛を疑います。
治療では、ヘソ下のツボや腰にお灸をして温めていきます。
3.内臓が痛い
何もしなくてもずっと張ってる感じの腰痛です。
胃や内臓が痛むと、これ以上負担をかけないように自律神経が緊張して筋肉を硬くします(一種の防御反応です)。短い期間であれば必要な反応ですが、長く続くとそれが腰痛につながることも。
この場合、症状は腰にありますが、実際に痛いのは腰ではなくお腹なのでお腹のツボに鍼をします。