専心良治では、格闘技やコンタクトスポーツ(ラグビーなどぶつかり合いのあるスポーツ)よりも、静止が必要なスポーツ(バレエやアーチェリーなど)をされる方が治療にいらっしゃることが多いです。
スポーツ鍼でどんなことにアプローチするのか紹介します。
■体幹を安定させる
アーチェリーに限らず、静止が必要なスポーツは「体幹のブレをいかに小さくするか」が鍼治療を行う上でのカギになります。
鍼(脇腹、足の甲などのツボ)をする
↓↑
フォームの確認(シャドー)
↓↑
ブレを修正
シャドーシューティングしてもらいながら調整していきます。実際に弓を引きながらやる方もいます。
■軸ブレ防止
体幹と似ていますが、こちらはより土台の安定を重視しています。ふくらはぎなどの大きな筋肉の負担を減らして、足裏の感覚をもっと使えるようにします。この辺は感覚的な話なのでわかる方でないと伝わりませんが^^;
■肩甲骨の可動を広げる
弓を引く方の肩が特に疲れやすいので、先にその疲労をとって可動を広げます。そうすると、押す方の手のねじり具合が気になるので、体幹の力を使って押せるように微調整します。
■心を落ち着ける
アーチェリーはメンタル面が重要なスポーツ。体の安定に加えて、心の安定をはかるように足のツボを使います。的だけに集中するのではなくもう少し俯瞰しながら射てるようになるようです。
ケガの治療や、疲労回復はまた別ですが、試合前の調整はこんな流れでやっていきます。