東洋医学は特殊な機械を使いません。
そのせいか、感覚を使った診断方法が数多くあります。
手のひらのツボを使うのもそのひとつ。
手のひらから色々なことがわかるんです。
例えば、親指の腹にある魚際(ぎょさい)というツボ。
ここは呼吸に関係する症状を判断するときによく使います。
・痰(黄色い)
・鼻炎
・のどの痛み
・気管支炎
・呼吸浅い(深く吸えない)
などなど。
このツボを押して痛いときは、これらの症状がないか確認して、もしあればその症状に対するツボを加えたりします。
今はアレルギー持ちの方も多いせいか反応がある方多いですね。
毎日使う手のひらは多くのことを教えてくれます。
あなたの手のひらは何を語るでしょうか。
追記:痰の色でツボが変わる?!
東洋医学では、痰の色によって違うツボに鍼を打ちます。
今回紹介したツボは、黄色い痰に対して使うツボです。
それ以外にも、透明な痰、白い痰、痰が出ない(空咳)で全く違うツボ・メカニズムになります。
人間の体はきちんと異なる原因に対して、異なる反応(痰の色を変える)をきちんと行っているんですね〜。寒くて体調を崩しやすい今(追記:2014年1月)だからこそ普段から体の変化に意識を向けたいです。